子宮筋腫の治療(保存的治療)

子宮筋腫の治療法の一つとして、保存的治療があります。

子宮筋腫と診断されても、緊急に手術が必要でなければ、子宮摘出は最終手段で、まずはこの保存的治療を行っていきます。
子宮筋腫の状態がそれほど悪くない場合には、ピルを処方されることも多いでしょう。

ピルによって子宮筋腫の症状である月経痛や月経過多を和らげながら、子宮筋腫の状態を毎回検査していきます。

ただ、ピルを使っての保存的療法は、子宮筋腫の状態を緩和することはできますが、根源である卵巣や子宮に対しての治療を行っているわけではないので、あくまでも対処療法です。
保存的治療としては、他にもホルモン療法があります。

近年では、卵巣や子宮ととても深い関係にあるエストロゲンというホルモンが、子宮筋腫を進行させてしまうと考えられています。
筋腫を進行させないためには、このエストロゲンの働きを抑制する必要があるのです。
ホルモン療法でエストロゲンの働きを抑制することによって、卵巣の機能を低下させることができます。

これにより、月経も止めてしまうので、出血や痛みから逃れることができ、子宮筋腫がこれ以上大きくならないようにすることも可能になってくるのです。

しかし、ホルモン治療も実際には子宮筋腫自体の治療をしているわけではありません。

それでも、この治療を受けた約70%の方は完治しているといわれています。

残りの約30%の方は再発してしまうわけですが、再発した時には摘出手術を考える方も多いようですね。