子宮筋腫とがんの関係

子宮筋腫とがんの関係性ですが、基本的には無関係だといえるでしょう。

子宮筋腫は良性の腫瘍で、がんは悪性の腫瘍ですが、子宮筋腫が悪性になったらがんになるのかというと、そういうことはありません。

良性の腫瘍である子宮筋腫を放置したせいで、悪性のがんになってしまうということはないのです。
子宮筋腫は筋腫の芽の数だけできるので、それぞれの腫瘍は全く別のものになります。

それに対して、がんの場合には、元々は一つの腫瘍が異常な速度で増殖するのです。
子宮筋腫の原因は現在のところ不明なのですが、生活習慣やエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係しているのではないかといわれています。

一方、子宮体がんの原因にもエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係するとされているため、HRT(ホルモン補充療法)を行うと、子宮筋腫が増大したり、子宮体がんの罹病リスクが高まるでしょう。

ちなみに、子宮頚がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(人乳頭腫)の16型と18型だといわれていて、主に性行為により感染します(皮膚感染することもあります)。

子宮筋腫とがんは無関係ではありますが、子宮筋腫だと思っていたら、子宮肉腫だったということも珍しくありません。
子宮筋腫の手術を受けたら、術後の病理検査で子宮肉腫だとわかるケースもありますし、その逆もあり、誤診が起こりやすいのです。

そのため、子宮筋腫だと診断されたとしても、油断せず、継続的に経過を観察する必要があるでしょう。

子宮筋腫を発症した後に、さらに子宮肉腫を発症することもありますので、子宮筋腫が再発した際にも注意した方がいいかもしれません。