子宮がんの治療法

子宮頸がんの治療法には、大きく分けて手術と放射線治療の二つがあります。

患部がまだ骨盤壁、または、膣壁下の三分の一に達していない2期病変までは、手術療法によって治療が行われます。
初期に発見して手術を行うことができれば、子宮頸部の一部を切り取る円錐切除手術だけで治療が可能で、治療後に妊娠することも可能です。

手術の時間は五分~十分程度で、一般的には、二、三日の入院で実施されます。
がんの進行具合によっては、子宮の摘出を行う必要があります。
子宮の全摘出は、卵巣や卵管も摘出する広汎子宮全摘が必要になります。

骨盤壁、または、膣壁下の三分の一に達した3期のがん、小骨盤腔を超えて広がったがん、膀胱や直腸の粘膜を侵しているような4期のがんには、放射線治療法が行われます。
放射線治療法は、高エネルギーの放射線を使って、がん細胞を殺してしまう治療方法です。

3期以上の病状の場合は、メスを入れる切除線にまで病変が及んでいるため、手術療法を行うことができません。
一方、1期・2期の病状に放射線治療法を行うことも可能で、高齢者や合併症などで手術が困難な方の場合には手術療法ではなく、放射線治療法が実施されます。

放射線治療法には、体外から放射線を照射する外部照射と膣内照射の二種類あり、この二つの照射を組み合わせて行われるでしょう。

また、放射線治療法と手術療法を組み合わせて手術の前にがん細胞を小さくしたり、放射線治療法の効果を高めるために抗がん剤などの化学療法を併用することもあります。