子宮膣部びらんの治療

子宮膣部びらんは、特に症状が無ければ、女性ホルモンの分泌が減る閉経後に自然に治るケースが多い事もあり、治療を行う必要はありません。

けれど、おりものの量が多かったり、ねっとりとしたおりものになったり、びらん面の炎症が強くなって出血がある場合には、治療が必要となってきます。

それでは、子宮膣部びらんの治療法には、一体どんなものがあるのでしょうか。

まず、薬物療法では、抗生物質やホルモン剤、抗炎症薬を局所投与して、炎症を取り除きます。
炎症が無くなるだけでも、症状は軽くなるでしょう。

しかし、びらん自体は薬物療法では治りませんので、根本的にびらんを治療する場合には、次の方法を選択します。

・凍結療法・・・炭酸ガスや液体窒素などを用いて、びらん面を急速凍結し、切除します。

・高周波療法・・・高周波による電気焼灼法で、電気凝固法とも言われています。

・レーザー療法・・・レーザーメスによって、びらん面を焼灼します。

・手術療法・・・びらん部分を外科的に切除します。

このようにして、びらん部分を取り去った後に、健康な上皮が形成されるのを待つのです。
子宮膣部びらんは、自覚症状がほとんど無い病気ですので、子宮がん検診によって発見される事がほとんどでしょう。
子宮膣部は、子宮がんが出来やすい位置でもあるので、びらんと子宮がんの発生には何らかの因果関係があるのではないかとも考えられています。

びらんの存在を確認した場合には、その程度にもよりますが、定期的に子宮がん検診を受けた方が無難だと言えるでしょう。